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バスドラム・タム類の種類と選び方

バスドラムとタムタム、フロアタムは同じ材質で揃えるのが一般的です。時々アクリル製のドラムセットも見かけますが、ほとんどが木製です。素材の選び方についてはスネアドラムと同じですので、以下のページをご覧ください。
スネアドラムの種類と選び方

バスドラム各部の名称

バスドラム

タムホルダーベース

タムタムをバスドラムに固定するための付属部品です。バスドラムに直接穴を開けてあるタイプと開けていないタイプがあります。穴が空いているタイプの方が多く、メーカーによって1~2つの穴が開いています。

フロントヘッド

実際にペダルで演奏するのと反対側のヘッドで、ドラムメーカーのロゴがプリントしてあることが多いようです。また空気の通り穴として丸い穴を開けていることがあります。開ける場所や大きさにより音色に影響が出るので、穴を開けるときは慎重な作業が必要です。よくあるパターンは2つで、ヘッドの中央に大きく開けるタイプと中央から少し外れた端の方に小さく開けるタイプです。「中央に大きく」はビーターが当たった時の空気振動がダイレクトに外へ出るので、音色が少し明るくクリアになりやすいようです。また穴が大きく開いている分、ヘッド自体が振動しにくいので、サスティーンは短めです。「端に小さく」は逆に空気振動が外に抜けるまでに時間がかかるので、それだけ音色は丸くふくよかになりやすいようです。

バスドラムフック

バスドラムのフープを留める部品で、この締め具合を調節してチューニングをします。以前は直接手で回すことができる仕様が多かったのですが、ケースの出し入れの時に邪魔だったり、不用意に触ってしまいチューニングが狂いやすかったりしたので、最近はチューニングキーでボルトを回す仕様が増えています。

スパー

フットペダルを踏んだ勢いでバスドラムが前へ移動してしまうのを防ぐ部品です。長さや角度が調節できるので、フロントヘッドが床に対して垂直か少し上を向くように調節しましょう。どのくらい上を向けるかは好みによりますが、フットペダルを踏んで、ビーターが打面に当たっている時に、ビーターの角度が床に対して垂直になるくらいが一般的です。

バスドラムの選び方

口径

どうしても決められないときは22インチを選びましょう。レンタルスタジオにある備品のドラムセットのほとんどが22インチだからです。この大きさに慣れるためにも22インチがおススメです。また22インチの場合、フットペダルのビーターの長さを極端に調節しない限り、ビーターが中央付近をヒットすることが多いようです。おおまかにロックとジャズに分けた場合、ロックは20~26インチ、ジャズは18~22インチが多いようです。

深さ

口径が22インチに対して14~18インチが作られていますが、平均的には16インチが多いようです。

タムタム、フロアタムの選び方

タムタム

フロアタム

口径

タムタムの口径のサイズは種類が多く、6~14インチ、フロアタムだと14~18インチが作られています。口径が小さければ音は高く、大きければ低くなります。基本的にサイズは自由ですが、一般的な組み合わせを覚えておくと便利でしょう。ちなみに写真の組み合わせは2タム+1フロアでサイズはタムタムが12+13インチ、フロアタムが16インチです。

組み合わせ タムタム(単位インチ) フロアタム(単位インチ)
1タム+1フロア 12または13 14または16
1タム+2フロア 12または13 16+18
2タム+1フロア 10+12または12+13 16 ※14は少数派
2タム+2フロア 10+12または12+13 14+16または16+18
3タム+1フロア 8+10+12または10+12+13 16 ※14は少数派
3タム+2フロア 8+10+12または10+12+13 14+16または16+18

深さ

各メーカー、1つの口径に対して1~2種類の深さがラインナップされています。2種類ラインナップされている場合、浅い方が標準的サイズで深い方が深胴(ふかどう)サイズと呼ばれることが多いようです。

深胴について

1970~80年代にかけてハードロックやヘビーメタルが流行し、より深みのある音色が求められたので、深胴サイズが生まれました。

Pearl DECADE MAPLE DMPシリーズ

2016年に発売されたメイプルのラインナップです。価格は一般的なセット(2タム+1フロア、ハードウェアあり、シンバル除く)で18万円前後と中堅クラス。素材としてはポピュラーなメイプルですが、やはり少々高額のイメージがあることを考えると、Pearl社の企業努力に感謝せざるを得ません。シェル厚はやや薄めの6プライ(5.4mm)で、しっかりとした低音が得られますし、チューニング次第で丸みも出てきます。シリーズ名の「Decade(ディケイド)」は10年という意味で、Pearl社が本格的に「等厚6プライメイプル」の研究を始めてから10年経ったということで、この名が付けられました。今回の動画は試作の段階からサウンドチェックをしていたというデニス・チェンバースのドラムソロです。


Dennis Chambers solo on Pearl Decade Maple