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ドラムのお手入れ・メンテナンス

まずは楽器を布で拭いてみよう

メンテナンスというと、とても大変な気がしますが、まずは楽器を布で乾拭きするところから始めてみましょう。楽器の大敵といえば手の脂、ホコリ、湿気でしょう(落としたり、ぶつけたりの衝撃は別)。楽器を使い終わったら、その場で拭く。その習慣がつけば、見た目はキレイに保てるし、サビなどに悩まされることはないでしょう。使わなくなったTシャツや肌着などで拭くのもよいのですが、ここはひとつ専用のクロスを使ってみるのはいかがですか?

TAMA DRUM CLEANING CLOTH TDC1000

TAMA TDC1000

ユニチカの開発した素材を使ったクリーニング用のクロス。特徴であるその細い繊維で汚れを絡めとるので、クリーニング効果は抜群。肌触りが苦手な人もいるかもしれませんが、手軽な乾拭きには便利です。

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その他、ドラムのお手入れに必要な工具

  • チューニングキー
  • 六角レンチ
  • ドライバー(プラスまたはマイナス)

以上の3点があれば、簡単なメンテナンスは可能です。それぞれはそれほど大きくないので、スティックケースなどに入れておいてもそれほど邪魔にならないはず。ただそれでも「荷物は少ない方がいい!」とおっしゃる方には、以下のような工具があります。

TAMA MULTI TOOL TMT9

TAMA TMT9

六角レンチ (5.0mm/4.0mm/3.0mm/2.5mm/2.0mm)、チューニングキー・ソケット(2種)、ソケットレンチ (7.0mm 六角ナット)、ドライバー(+ネジ/大)など9種類のツールに加え、シンバルスタンドなどの高さ調節をするナットが固い時に緩めやすい機能がついている便利ツールです。

その他、布(ウエス)、グリス、オイルクリーナー、歯ブラシ、ワイヤーブラシ、ラジオペンチなどを必要に応じて用意しましょう。

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スネアドラムの手入れ

スネアドラム

スネアドラムの手入れをするタイミングは人それぞれですが、大変な作業なのでなかなか踏み切れない人も多いはず。どうせならたくさんのパーツを外す「ドラムヘッドを交換する時」に一緒にやるのもいいでしょう。

テンションボルトのチェック

テンションボルトのチェックで一番重要なのがネジ部分の汚れ具合です。チューニングをするとネジとネジ穴が擦れて金属カスが出ます。そのカスが研磨剤の役目をしてしまい、ネジやネジ穴を削ってしまいます。それらを出来るだけ防ぐためにテンションボルトはなるべるきれいにしておきましょう。テンションボルトの汚れは乾拭きだけでもそれなりに落ちますが、呉工業の5-56シリーズを使うと潤滑、防錆の効果のほか古い油を分解してくれるので、洗浄の役目もしてくれます。またテンションボルトにグリスを塗るかどうかは意見がわかれるところでしょうが、最近のドラムにはあまり塗られていないようです。ただ「グリスを塗るとボルトが緩みやすくなる」は構造的に間違いだそうです。

フープ

ドラムにおいてホコリが多く溜まりやすい場所にヘッドとフープの隙間が挙げられます。特にスネアドラムの場合、オープンリムショットをすることでスティックの削りカスも溜まりやすくなります。潤滑油としてのオイルをさすことのないパーツですが、サビなどが付かないよう、しっかりと拭いてあげましょう。

ラグ

シェルとヘッドを繋ぐ重要なパーツであるラグ。もちろんラグもきれいに拭いてあげますが、もしネジ穴にグリスを塗る場合は量に気を付けましょう。多すぎるとテンションボルトを刺したときにネジ穴から飛び出して、グリス自体でパーツを汚してしまったり、ホコリを付きやすくしてしまったりします。

ワッシャー

フープにテンションボルトを刺すときに間に挟むのがワッシャーです。ボルトのにかかる力を均一化したり、ボルトの緩みを防いでくれます。スチール製なら汚れやサビに気を付ければよいのですが、プラスチック製や革製のワッシャーだとそれ自身が損傷していることがあるので交換の必要があります。

スネアドラムの簡単なメンテナンスとドラムヘッドの交換の手順を下倉楽器の店員さんが説明してくれている動画をご紹介します。6本ありますが、1本が1分半~2分程度ですので軽い気持ちで見られると思います。





フットペダルの手入れ

フットペダル

フットペダルは足元にあるため、どうしてもホコリがたまりやすくなります。また足で踏むので衝撃が強く、消耗が激しいパーツがでてきます。

ビーター

特にフェルトの場合、同じ個所だけがヘッドに当たっていると、その部分がすり減ってしまいます。多面ビーターなどは交換する必要があります。ビーター部分が全部フェルトなら、少し向きを変えてやることで、また新品のように使えます。すり減る前にこまめにビーターの向きを変えるのもよいでしょう。樹脂やウッドの場合もすり減ることがありますので、時々は確認しましょう。ビーターのシャフトはかなりの負荷がかかる部分なので、時には折れてしまうこともあります。ヒビが入っていないかもチェックしておきましょう。

フットボード

ドラムの演奏時にもっとも「重さ」に関する負荷がかかるパーツがこのフットボードです。あまり折れてしまうことはありませんが、念のためヒビが入っていないかチェックしておきましょう。床との接地部分にヒンジ(ちょうつがい)がありますが、オイルをさした方がよいものと、さす必要のないものがあります。購入するときに店員さんか詳しい人に確認しておいた方がよいでしょう。

チェーン

外したチェーンを掃除するときは、オイルクリーナーを使うとよいでしょう。細かい目地までオイルが行き届くので奥まできれいになります。もちろん最後はしっかりとオイルを拭き取りましょう。オイルが残っていると新たにホコリが付く原因になります。

スプリング

金属製のスプリングも見た目はわかりませんが、伸びきってしまいます。スプリングを一番強く締めてもペダルの戻り具合が悪かったり、あまり変わらない場合は伸びきってしまっていると考えられます。演奏に影響が出やすいのでしっかりチェックしておきましょう。

シンバルの手入れ

シンバル

シンバルはシンバルミュート(シンバルチョーク)などで直接手を触れることがあるので、出来るだけこまめな乾拭きをおススメします。それでも汚れやくすみは出てきますので、そういう時はシンバルクリーナーを使いましょう。ただ表面の汚れを取り除くことで、多かれ少なかれ音色の変化があります。今の音色が気に入っている人は乾拭きにとどめておくのが良いでしょう

シンバルクリーナー

Zildjian P1300Zildjian P1300

研磨剤が入っているものと入っていないものがあります。研磨剤が入っている方がサビやくすみが落ちやすいのですが、相性によってはシンバルメーカーのロゴまで落としてしまうことがあるので、用法には十分注意しましょう。また最近のシンバルではブリリアント加工やナチュラルな風合いのもの、またクリアラッカー塗装がしてあるものなど、フィニッシュがさまざまです。それぞれに適合したクリーナーを選びましょう。キレイになるからといって「酸性トイレ用洗剤」はおススメできません。変色してしまいます。

メンテナンスしたことで、逆に不具合が出たりすることがあるかもしれません。その時は詳しい人やプロに相談しましょう。ただその失敗から学ぶことは多いはずですし、さらにドラムに興味がわくこともあるでしょう。ぜひチャレンジしてみてください。もちろん最初からプロにお願いしてしまうのもアリです。その分、ドラムの練習に時間を使えますからね。