シンバルの選び方&種類別おすすめシンバル18選[記事公開日]2022年7月28日
[最終更新日]2024年3月30日

シンバルの選び方

シンバルはドラマーにとって欠かせないアイテムの1つであり、メーカーやモデルが変わればドラムサウンドだけではなく、バンドサウンドにも大きな影響を与えます。数あるシンバルメーカーやモデルの中から、厳選してセレクトしたおすすめシンバルをハイハット、クラッシュシンバルなど種類別に紹介していきます。

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1:シンバルの選び方メーカーを選ぶドラムメーカー × シンバルメーカーの相性!?シリーズを選ぶ低価格シンバルシリーズに迫る!サイズを選ぶ 2:種類別シンバルおすすめ18選ハイハットクラッシュシンバルライドシンバルライドシンバルを土に埋めると音が良くなる!?チャイナシンバルスプラッシュシンバルその他シンバル自宅での練習におすすめ!消音シンバル

シンバルの選び方

シンバルに関しての知識が欲しいという方は、こちらの記事を事前に見ておくことをおすすめします。
初心者必見!シンバル基礎講座《シンバルの種類》

まずはシンバルの選び方紹介していきます。どういった基準で選べば良いのか分からない時は参考にしてみて下さい。

メーカーを選ぶ

シンバルメーカー

一番初めに考えることはどの「シンバルメーカー」を選ぶかです。現在世界には数多くのシンバルメーカーが存在します。著名なシンバルメーカーはヴィンテージ〜モダンまでラインナップしていますが、中にはどちらかに特化しているメーカーもあります。まずはおおよそのメーカーの違いを知りましょう。

オールラウンド

多くのモデルをリリースしており、ヴィンテージ〜モダンまで対応できるシンバルをラインナップしているメーカーです。世界4大シンバルメーカーとも言われているため、この中から選べば間違いありません。

  • Zildjian:シンバルの元祖。世界で最も有名なシンバルメーカーです。どのジャンルでもカバーできるラインナップを誇ります。
  • SABIAN:「Zildjian」から派生したメーカーの1つ。新たなチャレンジをし続けて多くのファンを獲得しました。
  • Paiste:ロシアで生まれたシンバルメーカー。名機と呼ばれるモデルが多く、煌びやかなサウンドは唯一無二です。
  • MEINL:ドイツのシンバルメーカー。近年人気が急上昇しており、新たに「MEINL」が加わったことで「4大」となりました。

ヴィンテージ

伝統的なシンバル作りを現代においても続けており、ヴィンテージサウンドに特化しているシンバルメーカーで。ジャズなどのジャンルに適しており、人気が高いです。

  • Istanbul:「Zildjian」から派生したメーカーの1つ。現在は「Agop」と「Mehmet」に分かれています。
  • Bosphorus:上記の「Istanbul」から派生したメーカー。現在最も経験豊富な職人を擁しています。

モダン

他メーカーに比べ比較的歴史の浅いメーカーを分類しています。ヴィンテージサウンドモデルもラインナップしていますが、近年の音楽に使用されることが多いため、こちらに分類しています。

  • UFIP:イタリアのシンバルメーカー。遠心力を用いた独自の製法により「UFIP」サウンドを確立しました。
  • 小出:大阪にある日本のシンバルメーカー。日本人ならではの職人技が光ります。

ドラムメーカー × シンバルメーカーの相性!?

つづみちゃん

どのドラムメーカーとシンバルメーカーの相性が良いのか判断が難しいですよね。結論、どの組み合わせでも問題ありません!好きなドラマーと同じ組み合わせにするのも良いですね。しかし相性というものは確かに存在しますので、ここでおすすめの組み合わせを少しだけ紹介します。あくまで一例なので自分の好きな組み合わせを見つけましょう。

  • Zildjian × DW:汎用性の高いオールラウンドキット。どんなジャンルにでも高水準で適応可能です。
  • SABIAN × Pearl:ロック系におすすめな組み合わせです。PearlはSABIANの代理店でもあるので相性はグッド。
  • Paiste × Ludwig:70年代ハードロックキット。「ボンゾ」サウンドはGiant Beatもしくは2002シリーズとビスタライトの組み合わせです。
  • MEINL × Sonor:生産国が同じドイツのため、相性も◎。近年人気が高まっている注目の組み合わせ。
  • 小出 × CANOPUS:国内メーカーの組み合わせ。国産ならではの作りの良さを互いに引き立て合います。
  • Istanbul × Gretsch:THE・ヴィンテージキット。古き良きドラムサウンドを求めるならおすすめの組み合わせです。
  • UFIP × Pork Pie:こちらは対照的にモダンなキット。中々見かけない組み合わせなので個性も◎。

シリーズを選ぶ

シンバルシリーズ

メーカーがある程度絞れたら次は「シリーズ」を決めていきましょう。シンバルをセッティングする際に一番多いのが、シリーズを統一することです。同じメーカー、シリーズであれば音もまとまりやすく、ライブやレコーディング時のマイクを通したサウンドメイクも容易です。まずは基本のシリーズを決めて、スタンダードなシンバルを揃えてから他メーカーや他シリーズのモデルを取り入れていくのがおすすめです。ここでは「世界4大シンバルメーカー」の人気が高い、おすすめシリーズを紹介します。

Zildjian / A Zildjianシリーズ

「Zildjian」の中でもシンバルの基本と呼ばれる存在が、「A Zildjianシリーズ」です。シンバルの音の基準を作るにはこのシリーズが一番適しているため、購入しない場合でもサウンドはチェックしておいた方が良いでしょう。もしどのメーカー、シリーズにするか決められない際はこのシリーズをおすすめします。


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Paiste / 2002シリーズ

「2002シリーズ」は現在まで続く「Paiste」のベストセラーシンバルです。70年代を象徴するシンバルの1つであり、明るく煌びやかなサウンドは、当時多くのドラマーを魅了しました。ポップス〜ハードロックまでほとんどのポピュラー音楽で使用できるオールラウンドなモデルです。


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MEINL / Byzance Traditionalシリーズ

「MEINL」で最も人気のある「Byzance」シリーズの中で、最もスタンダードなのが「Traditional」シリーズです。伝統的なシンバルサウンドに個性が加わった、オールジャンル適応可能なシンバルです。MEINLから選ぶ際はこのシンバルを基準にすると良いでしょう。


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SABIAN / AAシリーズ

「Zildjian / A Zildjianシリーズ」と共にスタジオやライブハウス常設シンバルの定番が「SABIAN / AAシリーズ」です。耐久性とパワーがあり、バンドサウンドでも埋もれることがなく、特にロック系のサウンドを求めている方におすすめです。


SABIAN / AAシリーズを…
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低価格シンバルシリーズに迫る!

つづみちゃん

各メーカーから低価格なシンバルシリーズがリリースされていますが、音質や耐久性はどうなんでしょうか?低価格シリーズの多くは合金で作られた板から円形状に切り出したシートシンバルです。キャストシンバルを探している方は選択肢から外しておきましょう。しかし、どうしてもコストがかけられないという場合に選択肢に入ると思いますので、一部の低価格シリーズを紹介します。セットになっている場合が多いのでまとめて揃える場合はセットを購入しましょう。

サイズを選ぶ

シンバルサイズ

最後のポイントは「サイズ」です。例えばクラッシュシンバルでもオーソドックスなサイズの16インチと18インチだけでなく、17インチや19インチといった奇数インチサイズも存在します。オーソドックスなスタイルにするのか、少し外してオリジナリティのあるセッティングにするのかドラマーとしての個性が現れる部分でもあります。ここではサイズの違いによる特徴を紹介していきます。

スタンダードサイズ

まずは各シンバルのスタンダードサイズを抑えておきましょう。サイズ選びに迷ったら以下のサイズを選んでください。

ハイハット 14インチ
クラッシュシンバル 16インチ、18インチ
ライドシンバル 20インチ
チャイナシンバル 18インチ
スプラッシュシンバル 10インチ

その他サイズの使用例

  • ハイハット 15インチ:最近では使用しているドラマーも増えてきているサイズです。口径が大きくなることにより、ピッチが下がり、サスティーンが伸びるため、ふくよかなサウンドになります。少しルーズなビートを叩きたい方におすすめです。
  • クラッシュシンバル 19インチ:奇数インチのシンバルは偶数インチのシンバルと混ぜて使用すると良い意味で「浮いたサウンド」になります。アクセントをより目立たせたいという時に活躍してくれるでしょう。
  • ライドシンバル 24インチ:24インチのライドシンバルはダークかつサスティーンの長いサウンドであり、レイジングやハンマリングも施されていることが多いサイズです。ジャズドラマーが使用することが多く見られます。
  • チャイナシンバル 20インチ:18インチよりも音量を上げてインパクトを出したい時にはサイズを20インチに上げましょう。単純にサイズ=パワーという考えで問題ありません。
  • スプラッシュシンバル 8インチ:カホンプレイヤーは8インチのスプラッシュシンバルを好んで使用します。小さい分レスポンスが早く、弱い力で叩いても反応が良いのが特徴です。

種類別シンバルおすすめ18選

それではシンバルの種類別におすすめのモデルを紹介していきます。気になるモデルがあればそのシンバルのシリーズで揃えるのも良い選択です。サイズはご自身のプレイスタイルやジャンルに応じて選んでください。
※ここにあるモデルを全て組み合わせれば良いという訳ではありませんのでご注意下さい。

ハイハット

Zildjian / A Zjildjian New Beat Hihat

「Zildjian」ラインナップの中だけでなく、ハイハットの定番中の定番「A Zjildjian New Beat Hihat」はレスポンスが良く、粒立ちもしっかりしていて非常にバランスの取れたハイハットです。どのようなジャンルにもマッチしますので、オールラウンドなハイハットとしてどこでも活躍してくれます。12インチ〜15インチまでをラインナップしており、特に15インチを使用するドラマーは近年増えてきています。

サイズ 型名
12インチ NAZL12NB
13インチ NAZL13NB
14インチ NAZL14NB
15インチ NAZL15NB

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Paiste / RUDE Hi-Hat

激しいジャンルでも埋もれないサウンドが欲しい方は「Paiste / RUDE Hi-Hat」がおすすめです。レイジング加工が無く、ハンマリングのみで作られたハイハットは、パワーのあるアタック音と豊富な倍音で、ずっしりしたサウンドでビートを支えてくれるでしょう。ロックだけでなく、ハードロックやメタル、パンクやハードコアなど様々なジャンルにマッチしてくれます。更にルーズに攻めたい方は「Sound Edge Hi-Hat」がおすすめです。

サイズ 型名
14インチ RUDE Hi-Hat 14

RUDE Hi-Hatを…
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MEINL / Byzance Jazz Hihats

ハンドハンマリングによる、程よいサスティーンとダークなヴィンテージサウンドが持ち味の「MEINL / Byzance Jazz Hihats」は特にラテンやジャズなどと相性抜群です。ヴィンテージサウンドですが、モダンな楽曲ともマッチしますのでオールラウンドに使用することも可能です。厚さはシンのみでサイズは13〜15インチをラインナップしています。

サイズ 型名
13インチ B13JTH
14インチ B14JTH
15インチ B15JTH

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クラッシュシンバル

Zildjian / A Zildjian Medium Clash

数あるクラッシュシンバルの中でも最もスタンダードなのは「Zildjian / A Zildjian Medium Clash」と言えるでしょう。スタジオやライブハウスなどで使用される定番モデルでもあり、それは世界水準となっています。アタック、倍音、サスティーンのバランスが良く心地よい響きはバンドアンサンブルでも馴染みやすい音色です。また、「A Zildjianシリーズ」にはシン、ミディアムシン、ロック、ファストなど個性に応じた厚さのバリエーションがラインナップされています。

サイズ 型名
16インチ NAZL16C.M
18インチ NAZL18C.M

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SABIAN / AA Rock Crash

「SABIAN / AA Rock Crash」は明るくラウドなクラッシュシンバルです。厚みがありますので、ピッチは高く、サスティーンも長い、アンサンブルで埋もれにくいサウンドが特徴です。耐久性もあるため、パワーヒッターが使用しても簡単に割れることはありませんので、練習でも本番でもガッツリ叩きたい人におすすめのシンバルです。

サイズ 型名
16インチ AA Rock Crash 16
18インチ AA Rock Crash 18

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Istanbul Agop / Traditional Crash Ride

ヴィンテージサウンドを求めるなら「クラッシュライドシンバル」は欠かせません。「Istanbul Agop / Traditional Crash Ride」はレスポンスが早く、粒立ちのあるサウンドと開放的な力強いクラッシュサウンドが同居しているシンバルです。18インチはクラッシュシンバルの役割をメインに、20、22インチはライドシンバルの役割をメインとして使用するとバランスが良いでしょう。これだけでサウンドのバリエーションが倍増します。

サイズ 型名
18インチ 18″ Traditional Crash Ride
20インチ 20″ Traditional Crash Ride
22インチ 22″ Traditional Crash Ride

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ライドシンバル

Zildjian / KEROPE

「Zildjian」の発展に多大なる貢献をした「ケロップ・ジルジャン」氏の名を冠したモデルが「KEROPE」です。製造はハンドハンマリングなど14工程にも及び、ハイエンドなモデルとなっており、そのサウンドはまさに王道。クラッシュ、ライドの概念は無く、全てのラインナップがクラッシュシンバルでもあり、ライドシンバルでもあります。ヴィンテージサウンドを求めている方は一度試す価値があります。個体差があるため、シンバル裏側に重さが記載されていますので選定の際は良くチェックしておきましょう。
ちなみに「K Zildjian」シリーズの「K」は「ケロップ」氏のイニシャルから名付けられています。

サイズ 型名
18インチ NKZLKR18C
19インチ NKZLKR19C
20インチ NKZLKR20C
22インチ NKZLKR22C

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MEINL / Byzance Vintage Sand Ride

スタジオドラマーの中でも絶大な人気を誇る「ベニー・グレブ」氏のシグネイチャーモデルが「MEINL / Byzance Vintage Sand Ride」です。ダークでドライなサウンドはまさにヴィンテージですが、モダンキットとの相性も良く、オールジャンで使用できると言っても過言ではありません。タッチのニュアンスの違いを繊細に鳴らし分けてくれるライドシンバルです。クラッシュライドシンバルも同じくシグネイチャーモデルとしてリリースされています。

サイズ 型名
20インチ B20SAR
22インチ B22SAR

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Paiste / Giant Beat

「Paiste / Giant Beat」はベストセラーモデル「2002」シリーズの元となったシリーズです。特に「LED ZEPPELIN」のドラマー「ジョン・ボーナム」氏が使用していた事が有名で、現在でも数多くのフォロワーが愛用しています。レスポンスが良く、クリアな粒立ちが特徴的ですが、同時に暖かみも感じられる様々な要素が詰まったライドシンバルであり、モダンミュージックにもマッチしてくれます。サイズはなんと26インチまでラインナップされています。

サイズ 型名
18インチ Giant Beat 18″
19インチ Giant Beat 19″
20インチ Giant Beat 20″
22インチ Giant Beat 22″
24インチ Giant Beat 24″
26インチ Giant Beat 26″

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ライドシンバルを土に埋めると音が良くなる!?

つづみちゃん

ライドシンバル
ヴィンテージ系のライドシンバルを初めてみた時「これ錆びてない?」と感じたことがある方は多いでしょう。これらは意図的に酸化させる「エイジング」加工が施されており、錆びているという感想は間違いではありません。では、なぜそんな事をするのか?答えは「音を良くする」ためです。
つまり、自分自身で手っ取り早く「エイジング」してしまおうというのが「土に埋める」という事なんですね。新品のシンバルでも使用していれば汗や手指の脂などが付着し、音が変わっていきます。クリーニングすると元に戻ってしまうため、そのままにしている方も多く、「育てる」と言われる事もあります。ライドシンバルにダークでドライなサウンドを求めているドラマーも多く、特にジャズドラマーはライドシンバルが命とも言えますのでこだわりを持っています。
※土に埋めるのはあくまで自己責任でお願いします。

チャイナシンバル

Paiste / 2002 Novo China

「Paiste」の超ベストセラーである「2002」シリーズの「Novo China」はとても明るく爆発力のあるチャイナシンバルです。レスポンスも良いため、非常に使い勝手が良く、楽曲に効果的なアクセントをもたらしてくれます。ポップスからメタルまで多くのジャンルで使用されているチャイナシンバルの定番モデルです。ピッチを低くしたい場合は「Novo」ではなく、通常モデルもおすすめです。

サイズ 型名
18インチ 2002 Novo China 18
20インチ 2002 Novo China 20

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SABIAN / AA Holy China

「RED HOT CHIRI PEPPERS」のドラマー「チャド・スミス」氏のプロデュースにより誕生したのが「SABIAN / AA Holy China」です。小さなO-Zoneホールを開けることで通常のチャイナシンバルよりもサスティーンが短く、よりエフェクティブなサウンドが特徴です。音抜けも良くバンドサウンドでも十分に効果をはっきしてくれます。余談ですが、名前の由来はアメリカの放送禁止用語からきているようです。

サイズ 型名
17インチ AA-17HC-B
19インチ AA-19HC-B
21インチ AA-21HC-B

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Zildjian / K Custom Hybrid China

日本フュージョン界を代表するバンド「カシオペア」のドラマー「神保彰」氏がプロデュースした「Hybrid」シリーズの中からは「K Custom Hybrid China」をおすすめします。トラッシーかつパワーがあり、サスティーンは短めと単発で使用しても刻んでも目立たせやすいサウンドです。17インチと19インチの奇数インチのみのラインナップも独特ですね。

サイズ 型名
17インチ NKZL17CHBCH
19インチ NKZL19CHBCH

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スプラッシュシンバル

Zildjian / A Csutom Splash

オールラウンドに使用できるオーソドックスなスプラッシュシンバルが「Zildjian / A Csutom Splash」です。「A Custom」シリーズはZildjianの中でも明るく、モダンなサウンドが特徴であり、アタックとサウスティーンのバランスが良いため、どのようなジャンルにでもマッチしやすく、アクセントも際立ちます。10インチが最も使い勝手の良いサイズです。

サイズ 型名
6インチ NAZLC6SP
8インチ NAZLC8SP
10インチ NAZLC10SP
12インチ NAZLC12SP

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UFIP / FX Collection Traditional Brilliant Splash

イタリアのシンバルメーカー「UFIP」は「FX Collection」と呼ばれるエフェクト系シンバルに特化したシリーズを持ち、中でも煌びやかなサウンドが特徴的な「Brilliant Splash」がおすすめです。倍音を含んだ綺麗なサスティーンが特徴であり、どのジャンルにもマッチしやすいサウンドです。アコースティックスタイルでも活躍してくれるでしょう。

サイズ 型名
8インチ FX-08BS
10インチ FX-10BS
12インチ FX-12BS


※動画では「CLASS」とありますが、現在は「FX Collection」に名称が変更されています。品質は全く同じとなりますのでご安心ください。

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小出 / 808 Splash

日本が世界に誇るシンバルメーカー「小出」の「808」シリーズのスプラッシュシンバルは早いレスポンスと歯切れの良いアタックが特徴です。ヴィンテージキットにも馴染みやすいサウンドでジャズやR&Bなど多岐にわたるジャンルで活躍が期待できます。もちろんモダンサウンドにもマッチしますので、ロック系のバンドで使用するのも良いでしょう。

サイズ 型名
8インチ 808-8SP
10インチ 808-10SP

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その他シンバル

Paiste / Formula 602 Classic Flat Ride

「フラットライドシンバル」の元祖は1967年に誕生した「Paiste / Formula 602 Classic Flat Ride」です。カップが無い分クリアで粒立ちのあるタイトなサウンドが特徴であり、繊細なレスポンスはレガート奏法に適しています。ジャズ以外ではあまり使用する場面が無いかもしれませんが、機会があれば一度は叩いておいた方が良いシンバルです。

サイズ 型名
20インチ Formula 602 Classic Flat Ride 20

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SABIAN / AA China Splash

「SABIAN / AA China Splash」はスティックでもハンドでも演奏できる汎用性からセレクトしました。スプラッシュでは少し物足りない場合に使用すると効果的です。サスティーンは短めなのでビートの邪魔になることもありません。手で叩く際はシンバルを裏返しすることにより、レスポンスが早くなり、弱い力でも鳴らせるようになります。

サイズ 型名
8インチ AA-8CSP

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Zildjian / FX ZIL-BEL

ライドシンバルのカップ部分がそのまま独立したような形状が特徴のベルシンバルのおすすめは「Zildjian / FX ZIL-BEL」です。明るくパワフルであり、埋もれがちなライドのカップ音を強調させることができます。サスティーンが長いため、バンドサウンドでも埋もれにくいサウンドです。6インチのスモールがローピッチ、9.5インチのラージがハイピッチとなっています。

サイズ 型名
6インチ NAZL6ZB
9.5インチ NAZL9.5ZB

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自宅での練習におすすめ!消音シンバル

つづみちゃん

シンバルは小さく叩いたとしてもかなりの音量が出てしまいます。良くあるゴムパッドでは練習にならない、、と感じる方におすすめなのが「消音シンバル」です。打感や音質はそのままに音量のみを低減するのが特徴であり、練習に適しています。ここではおすすめの消音シンバルを紹介します。
※あくまで通常のシンバルと比較して、となりますのである程度の音量はご了承ください。

  • Zildjian / L80 Low Volume Cymbal Set LV468:消音性も高く、何より打感が限りなく通常のシンバルに近いため、練習には最適です。価格だけのクオリティはあります。
  • EVANS / dB One Cymbals:先日発表されたばかりの消音シンバルです。アコースティックならではの響きを残しつつ音量を80%カットするハイクオリティシンバルです。
    詳しくはこちらの記事をご参考ください。「EVANS」が新しい消音ドラムヘッドとシンバルを発表
  • PLAYTECH / PLQ Reduce Volume Cymbal Silver:練習用のシンバルのため、低価格なのは魅力的です。カラーバリエーションもあるため、練習が楽しくなりますね。

この記事で紹介したシンバルはいずれも名機、定番品と言われるものですが、他にも良いサウンドのシンバルは多く存在します。最近ではオフィシャルサイトやYoutubeで視聴も可能なので、是非聴き比べをしてみて下さい。実際に試打出来る機会があるのであれば積極的に試して経験を積みましょう。

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