「Paiste」と契約した「チャド・スミス」の使用シンバルが公開[記事公開日]2022年7月18日
[最終更新日]2022年7月23日


Paiste Facebookより掲載

2022年5月、アメリカを代表するバンドの1つである「RED HOT CHIRI PEPPERS」のドラマー「チャド・スミス」氏が、シンバルメーカーを35年間使用していた「SABIAN」から「Paiste」に変更しました。現在USツアーで使用しているシンバルが公開されましたので紹介していきます。

Paiste Official Site

メタリックに統一されたドラムキットが公開


Paiste Facebookより掲載

ドラムセットは「DW」、シンバルは「Paiste」、全てマットシルバーカラーで統一されており、メタリックなキットとなっています。使用されているシリーズは「2002」「Signature」「PSTX」ですが、一部シンバルを除き、マットシルバーカラーはチャド・スミス氏仕様となっており、購入は出来ません。「SABIAN」でもシグネイチャーモデルがリリースされていましたので、今後の情報が楽しみですね。

使用シンバル一覧

一部シンバルのカラーは違いますが、元になっているモデルは以下となります。新たなチャド・スミスサウンドが欲しい方はセッティングの参考にしてみて下さい。
シンバルの選び方はこちらの記事を参考にして下さい。初心者必見!シンバル基礎講座《シンバルの種類と選び方》
※左から順に

2002 Ride 20″(Custom Spiral)

2002シリーズの20インチライドシンバルをスパイラルカットした特別仕様モデルです。通常購入出来るモデルでは「Zildjian / 18″ FX SPIRAL TRASH」が近いでしょう。他のシンバルにはないトラッシーでエフェクティブなサウンドが特徴です、使どころは少し難しいかもしれません。


Zildjian / 18″ FX SPIRAL TRASHを…
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PST X Pure Bell 10″

「PST X」はエフェクト系シンバルがラインナップされたシリーズであり、「Pure bell」はライドシンバルのカップを独立させた「ベルシンバル」です。単体で叩くと甲高く、違和感があるかもしれませんが、ドラムセットやバンドアンサンブルに入ると馴染むサウンドです。ベルサウンドを目立たせたい時やリズムのアクセントとして使用するのに便利です。


PST X Pure Bellを…
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Signature Power Hi-Hat 15″(Top) / 2002 Sound Edge Hi-Hat 15″(Bottom)

ハイハットはトップに「Signature」シリーズの「Power Hi-Hat」、ボトムに「2002」シリーズの「Sound Edge Hi-Hat」を組み合わせて使用。15インチのやや大きめのサイズ、そして「Sound Edge」加工はハイハットを閉じた時にルーズになる設計でよりパワフルなサウンドを鳴らしてくれます。おそらく「Signature」シリーズの「Sound Edge Hi-Hat」は15インチのラインナップがないため、この組み合わせにしたのかと思います。


2002 Sound Edge Hi-Hatを…
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※Signature Power Hi-Hatは現在国内での販売が確認出来ませんでした。オーダーは可能かと思われます。

Signature Splash 12″

「Paiste」シンバルの中でも「Signature」シリーズはややダークめなサウンドであり、12インチの大きさのため、ピッチも低めです。サスティーンは長くバンドサウンドの中でも埋もれづらく、馴染みやすいスプラッシュシンバルと言えるでしょう。オールラウンドに使用できるのも良いですね。


Signature Splashを…
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2002 Extreme Crash 19″


ブライトで抜けの良いクリアなサウンドが特徴の「2002」シリーズですが、「Extreme Crash」は通常モデルよりもピッチが高くヘヴィーなサウンドです。よりはっきりと目立たせるために19インチのサイズを採用していると思われます。こちらもパワフルに演奏したい方にはおすすめのシンバルです。


2002 Extreme Crashを…
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2002 Ride 24″

「THE・Paiste」サウンドとも言える粒立ちのくっきりとした立ち上がりの良いライドシンバルは全世界の多くのドラマーに愛用されています。24インチサイズはピッチもパワーも上がりますので、埋もれてしまうことは無いでしょう。音量をあまり稼ぐ必要が無い場合は22インチか20インチモデルをおすすめします。


2002 Rideを…
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2002 Extreme Crash 20″

2002 Extreme Crash 19″の1インチ大きいモデル。

2002 Crash 24″

「2002」シリーズのクラッシュは22インチまでとなっており、24インチモデルは通常ラインナップされいませんので、限定仕様と思われます。キットの写真を見ると「CRASH」と刻印されているのが分かりますのでライドシンバルを代用している訳ではなさそうです。ただ、22インチのクラッシュシンバルでさえも一般的には使用しないため、16〜20インチモデルで十分対応可能です。


2002 Crashを…
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PST X Swiss Medium Crash 20″

「Swiss Medium Crash」はいわゆる「穴あきシンバル」と言われる「エフェクトシンバル」です。クラッシュシンバルとチャイナシンバルの中間のサウンドが特徴で使い勝手が良く、アクセントやエフェクティブに使用することが出来ます。20インチと大きいサイズですが、穴があいていることでサスティーンが短いため、バンドサウンドの中で浮いてしまうという事は無いでしょう。


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2002 Mini China 10″ / PST X Splash Stack 12″ (Only Top)

「PST X Splash Stack 12″」(トップのみ使用)の上に「2002 Mini China 10″」を重ねたスタックシンバルになっていますが、通常ラインナップには「2002 Mini China」はありませんので、本人仕様となっています。「PST X Splash Stack」は最初からスタックシンバルとして使用できるモデルですので、これをベースに自身で組み合わせると良いサウンドが得られるかもしれません。トップ/ボトムがそれぞれ10″/8″と12″/10″のモデルがラインナップされています。


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Symphonic Gong 50″

こちらも「RED HOT CHILI PEPPERS」のロゴがデザインされた特別仕様モデルとなっている50インチの「ゴング(銅鑼)」です。中々使用する機会は無いかもしれませんが、曲の中で使用する場合もあり、ドラムレジェンド「ジョン・ボーナム」氏などに影響を受けているドラマーに多く見られるでしょう。元になっているモデルは「Symphonic Gong Brilliant」シリーズですが、こちらもラインナップは38インチまでとなっており、大きさも特別仕様なのが伺えます。


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