ドラムを始めた際に「マイスネア」の導入を考えるドラマーは少なく無いでしょう。この記事では「木胴」のスネアドラムに注目して選び方の解説とおすすめモデルを紹介していきます。
「スネアドラム」の基本的な知識が欲しい方はこちらの記事を参考にしてください。
初心者必見!スネアドラム基礎講座《名称や素材、選び方》
その他の素材を使用したスネアドラムの選び方はこちらをご覧ください。
金属胴、特殊胴スネアドラムの選び方&おすすめ10選!
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1:木胴スネアを選ぶ時のポイントは? ├ 木道ならではの要素「シェル構造」 └ 補強材「レインフォースメント」の役割 2:木胴スネアに使われる木材一覧
メイプル | バーチ | マホガニー |
ブビンガ | ウォルナット | ビーチ |
オーク | ポプラ | ガム |
チェリー | スプルース | アッシュ |
カプール | ジャラ | ゼブラウッド |
ローズウッド | コルディア | パープルハート |
ココボロ |
まず最初に「木胴」ならではの特徴や違いを解説していきます。基本的なシェル構造に関してはこちらの記事を参考にしてください。
初心者必見!スネアドラム基礎講座《名称や素材、選び方》
「木胴」スネアドラムは「プライ(合板)」で作られていることが多いですが、他にも「ソリッド(単板)」や「ステイブ」で作られることもあります。サウンドを決定づける要素の一つのため、把握しておくと選びやすくなるでしょう。シェルの内側、「エッジ」部分を確認すればどのような製法で作られているか分かります。
「単板」つまり1枚の板で作られるのが「ソリッド」です。非常に抜けの良いサウンドを得られますが、加工が難しく、コストもかかる製法です。各メーカーハイエンドモデルやリミテッドモデルに使用されることが多く、ソリッドシェルにこだわって制作しているメーカーもあります。
最もポピュラーな製法が複数の板を組み合わせた「合板」である「プライ」です。3枚の板を組み合わせたものは3プライと呼び、プライ数が増えると硬くなっていきます。種類や性質の異なる木材同士を組み合わせることもでき、音色や耐久性を補い合うことが特徴な製法です。
ブロック状に切った板を円形状に組み合わせていくのが「ステイブ」です。ソリッドに近いナチュラルなサウンドですが、ソリッドよりも高い耐久性が特徴です。加工が難しく高い精度がいるため、コストがかかってしまう製法です。
「レインフォースメント」とはシェルの内部に施された補強材のことを指します。まだドラム加工技術が発達していない時代では単板シェルや薄いシェルには必要不可欠とされていました。現代では技術が発達したため、レインフォースメントが無くても十分な強度が保たれていますが、サウンドへの影響やヴィンテージテイストを醸し出すために採用される場合もあります。シェルが厚くなったと考えれば音の特性は分かりやすく、レインフォースメントが施されていればアタックが強く、キレが増します。シェル内部を確認する際に有無を把握しておきましょう。
現在「スネアドラム」に使用される使用される木材の種類はかなり多く、サウンドの特性も異なります。全てを記憶しておくのは大変ですので、分からなくなった時はこの一覧をご活用下さい。
ドラム類に使用される最もポピュラーな木材の1つが「メイプル」です。ほとんどのメーカーでメイプル材を使用したドラムをラインナップしており、サウンドの特性はやや低音が強い印象ですが、明るく抜けの良いサウンドは様々なジャンルに対応できます。迷った際にはメイプルを選んでおくと間違いは無いでしょう。
主なモデル:Ludwig / Classic Maple、DW / Collector’s Mapleなど
メイプルのスネアドラムを…
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「メイプル」と並びポピュラーな木材が「バーチ」です。生息域であるヨーロッパや日本で多く使用されており、現在では世界中のメーカーでバーチ製のドラムをラインナップしています。中低音のサスティーンが短めで、高音が伸び、アタックが強調されるサウンドが特徴です。
主なモデル:YAMAHA / Recording Custom、SONOR / SQ1など
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「ホンジュラスマホガニー」や「アフリカンマホガニー」などの種類がありますが、それらをまとめて「マホガニー」と呼称します。柔らかくダークなサウンドが特徴ですが、単体で使用されることもありますが、「ポプラ」や「バーチ」などの木材と組み合わせて使用されることがほとんどです。
主なモデル:CANOPUS / Mahogany Snare、Pearl / Session Studio Selectなど
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木材の中でもかなり硬く重い部類に入るのが「ブビンガ」であす。それに応じてサウンドもパワーがあり、中低音がしっかり鳴るサウンド特性を持っています。また、重い=密度が高いため、レスポンスの速さも特徴の1つです。メタルやハードロックなどの激しい音楽の中でも埋もれることはありません。
主なモデル:TAMA / Starphonic Bubinga、CANOPUS / Stave Bubingaなど
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「ウォルナット」は硬い木材であり、「メイプル」に近い特性を持ちますが、やや中低音が強めです。ずっしりとしていますが、歯切れの良さも併せ持つ、モダンなサウンドと言えるでしょう。メイプルに物足りなさを感じた場合は試してみると良いかもしれません。
主なモデル:SAKAE OSAKA HERITAGE / Japan Custom Walnut、TAMA / Star Walnutなど
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「ビーチ」をラインナップしているメーカーは多くありませんが、ヨーロッパでは古くから使用されていた木材の1つであり、特に「SONOR」が採用していたことで有名です。高音から低音までバランス良く鳴らすことができ、特にヴィンテージサウンドを求めている方におすすめです。
主なモデル:SONOR / Vintage、Negi Drums / Beech Snareなど
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ドラムスティックの素材としても使われている「オーク」は硬く、耐久性の高い木材ですが、逆に加工が難しいと言われています。そのため、オークのドラムをラインナップしているメーカーは多くありませんが、パワーのあるサウンドを求めている方は候補の1つに入れておくと良いでしょう。
主なモデル:YAMAHA / Live Custom Hybrid Oak、Ludwig / Classic Oakなど
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軽く、柔らかい木材である「ポプラ」はサウンドも軽やかで柔らかな印象を持ち、低価格モデルに使用されるイメージが強いですが、ドラムを作る際には古くから使用されてきました。単体では耐久性が低いため、「メイプル」や「バーチ」と組み合わせることで真価を発揮します。
主なモデル:Gretsch / Broadkaster、YAMAHA / Rydeenなど
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「ガム」は「Gretsch」が採用していたことで有名な木材であり、「メイプル」などと組み合わせて使用されるプライ材です。メイプルなどの高音が強い木材に足りない中低音のサウンドを補強する役割を担っています。ヴィンテージサウンドが欲しい方はガムが使用されているドラムがマッチするかもしれません。
主なモデル:Gretsch / USA Custom、TAMA / S.L.P. Bold Spotted Gumなど
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「チェリー」は程よい硬さを持つ木材で、中音域がやや強めなサウンドを持っています。程良いアタック音と柔らかいサウスティーンが特徴でポップスやR&Bなど、歌モノ系のジャンルとは相性が良いでしょう。ラインナップしているメーカーが少ないため、手に入れることが難しいのが現状です。
主なモデル:Ludwig / Neu Sonic、DW / Collecter’s Cherryなど
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