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現在、国内、海外問わず多くの電子ドラムメーカーが存在し、性能の差や価格帯も様々です。
この記事では現在国内で購入可能である電子ドラムのみを対象として、各メーカー毎の特徴や代表モデル等を紹介します。
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電子ドラムの選び方&価格帯別オススメ10選!
Roland、YAMAHAを筆頭に国内メーカーの電子ドラムは世界で最も有名かつ人気です。特にこれからドラムを始める初心者の方は迷ったら必ず国内メーカーの楽器を選びましょう。
Rolandを設立した梯郁太郎氏が、2013年に設立した電子ドラムに特化したメーカー。本社は静岡県。電子ドラム以外では電子パーカッションやビデオコンバーターなども開発しています。電子ドラム、特にフラッグシップモデルである「a-drums」の特徴としては、デザインに始まりシンバルの揺れ方、サンプリング音源などアコースティック感を重視しています。また、MIDIでのマルチトラックレコーディングが可能であり、特に上級者にオススメのメーカーです。コンセプトはAucentic(本物)ACOUSTIC(アコースティック)ARTWARE(工芸品)
オススメ度 | ★★★★☆ |
音源やパッドの良さは申し分ありませんが、設定等はやや難しい為、ある程度ドラム経験のある中級者〜上級者にオススメです。アコースティックドラムのようにしっかり叩かないと良い音が鳴りませんので、静音性を重視している方は要注意。
1963年に加藤孟氏、長内端氏により設立され、日本が世界に誇る電子楽器メーカーの1つです。本社は東京都にあります。デジタル・アナログシンセサイザーが特に有名ですが、電子ピアノやアンプ、DJ機器など電子楽器全般の開発を行っています。
ドラム関連の商品は少ないですが、人気商品の「CLIPHIT」やドラムマシン、パーカッションシンセサイザーなど電子楽器を作り続けてきたノウハウを感じる事が出来ます。
オススメ度 | ★★★☆☆ |
KORGから出ている電子ドラムはこの「CLIPHIT」のみです。一般的な電子ドラムとは違い、簡易的ですが、センサーの反応も悪くなく電子ドラムとして演奏することが可能です。電池駆動も可能な為、持ち運びの良さも◯。
日本の3大ドラムメーカーの1つであり、1952年に東京都墨田区にて設立。ドラムなどの打楽器をはじめ、フルートの開発、製造も手がけています。自社単体では電子ドラムの開発を行っていませんが、上記で紹介した電子楽器メーカー「KORG」との共同開発によって電子ドラム「e/MERGE」を発売しています。
オススメ度 | ★★★☆☆ |
KORGとの共同開発によって誕生した「e/MERGE」は”Wave Trigger Technology”を採用した音源と独自開発された”PUREtouchパッド”によってアコースティックなフィーリングを実現しています。その中でもハイブリッドモデルである「EM-5422HB/SET」はハードウェアもパッケージされているためおすすめです。
オンライン楽器販売サイトで有名な「サウンドハウス」が手掛けるメーカー。本社は千葉県にあり、成田市にはショールームも展開しています。ギターやベースがメインですが、他の様々な楽器も開発しており、コストパフォーマンスに特化した、初心者でもお手軽に始められるラインナップが特徴です。「とにかく安く始めたい!」という方はチェックしておいた方が良いでしょう。
オススメ度 | ★★★☆☆ |
サウンドハウス内での売れ筋ランキング1位がこの「PDS-250II」。価格重視の方にはオススメです。他メーカー、特に海外メーカーの低価格モデルを検討しているのであればPLAYTECHを選ぶことをオススメします。
日本が世界に誇る電子楽器メーカー「Roland」は1972年に梯郁太郎氏が設立、静岡県に本社を構えています。電子ドラムだけでなく電子ピアノやシンセサイザー、電子管楽器など幅広いニーズに答えています。また、エフェクターで有名な「BOSS」は「Roland」のグループ会社でしたが、2018年に合併しています。電子ドラムに関しては、迷ったら「Roland」製品を選ぶ事をオススメします。
オススメ度 | ★★★★★ |
Rolandの電子ドラムラインナップは業界一ですが、その中でも「TD-27KV2」がオススメです。初心者から上級者まで満足出来る音源、性能を備えています。長く使える電子ドラムと考えれば価格も高く無いと言えるでしょう。
日本だけでなく全世界の楽器シェアNo.1を誇るメーカーであり、楽器をやっていない方でも耳にしたことがあるでしょう。本社は静岡県にあり、山葉寅楠氏によって1887年に設立されました。商品は多岐に渡りアコースティック楽器、電子楽器問わず多くの楽器を開発しています。独自に開発したシリコンパッドの打感や、電子ドラムメーカーで唯一アコースティックドラムを作っている強みを生かしたサウンドが特徴です。
オススメ度 | ★★★★☆ |
代表モデルとしてはフラッグシップでもある「DTX10K-X」を紹介しましたが、低価格〜中価格帯のモデルもオススメ出来ます。初心者や価格重視の方はDTX-6やDTX-4シリーズから選ぶと良いでしょう。
まだまだ認知度は低い楽器ですが、スティック型の電子ドラムも存在します。現在確認出来るメーカーだとAerodrums、AeroBand、Freedrumの3つ。いずれもPCやスマホ等と連携し、スティックを振る位置を変える事で叩く太鼓やシンバルが変わるといった楽器です。発想はとても面白く、どこでも練習が出来るといった点は可能性を感じますね!しかし実際に演奏している動画を見たり、自身で演奏してみるとかなりコツがいる事が分かります。ドラムを叩いている時の感覚では無く、あくまで「スティック型電子ドラム」を叩くという感覚になってしまうので、練習にはあまり向きませんが楽しむにはもってこいです。今後の発展に期待です!
USAや中国などのメーカーも電子ドラムを開発しています。日本メーカーに比べ比較的値段が安い傾向にありますが、「安い=コストパフォーマンスが良いという訳では決してありません」ので、注意しましょう。また、日本に代理店が無いメーカーは保証や使い方に困った時の対応が難しい事があります。
USA最大手楽器メーカーであるInMusicグループに属しており、電子ドラムだけでなくキーボードやシンセサイザー、ミキサー、アンプなど電子楽器を開発している会社です。日本の代理店はInMusicJapan。もし海外メーカーの電子ドラムを選ぶのであればこの「ALESIS」をオススメします。初心者向けの廉価モデルからプロユースの電子ドラムまで価格帯も幅広い為選びやすく、更に日本メーカーと比べ価格が抑えられているのが特徴です。
オススメ度 | ★★★☆☆ |
この「NITRO MESH KIT」はこの価格帯でメッシュヘッドを備えている為、コストパフォーマンスが良く様々なショップで人気ランキングの上位に入っています。価格重視の方にオススメです。
台湾にある電子ドラムメーカーで、日本での代理店はキクタニミュージック。オフィシャルサイトを見ると現在は3種類の電子ドラムをリリースしていますが、日本では「MINI JUN」というコンパクトモデル以外は買う事自体が難しいかもしれません。このコンパクトモデルは幅広い用途では使用出来ませんが面白い商品です。
オススメ度 | ★★☆☆☆ |
練習パッドの電子ドラムバージョンと言うと分かりやすいかもしれません。ハイハットやバスドラムのスイッチも付属しているのでドラムセットの練習も可能です。本格的な練習をしたい方は別メーカーのモデルを選びましょう。
中国の深圳市にある会社です。エフェクターやアンプ等をメインに開発しているため、電子ドラムは1種類のみ。このセット内容では安く見えますが、購入後の保証や使い方等も考えると国内メーカーの電子ドラムを購入する事をオススメします。
オススメ度 | ★★☆☆☆ |
メッシュヘッドを搭載、ハイハットはスイッチタイプです。スペックだけ見ると国内メーカーよりも安く感じますが、音源モジュール等の性能をしっかり確認した方が良いでしょう。
香港にある総合楽器メーカーでピアノや管楽器、ギターやドラムなど幅広いジャンルの楽器を開発しています。ラインナップは3種類でシンバルの枚数やパッドのインチに違いがありますが、ハイハットペダルはどれもスイッチタイプの為、長く使用するのであればスタンドタイプを出しているメーカーの電子ドラムがオススメです。
オススメ度 | ★★☆☆☆ |
3種類のラインナップの中ではパッドの数や性能から「DED-200」がオススメです。中国メーカーの中では一番人気がありますが、音源や性能にこだわるのであれば国内メーカーがオススメです。
「DW」は1972年にオックスナードで設立されたアメリカを代表するドラムメーカーの1つです。様々なメーカーを傘下に置いていますが、2022年に日本の電子楽器メーカー「Rolnad」に買収され、2023年に世界初のコンバーチブル・ドラム・キット「DWe」を発売しました。
オススメ度 | ★★★★☆ |
ドラムヘッドを交換することで、電子ドラムとしてもアコースティックドラムとしても使用できる世界初のコンバーチブル・ドラム・キット「DWe」は独自のワイヤレストリガーやリアルな打感、DWやGretschなどの本物のドラムサウンドをサンプリングしたソフトウェア”DW Soundworks”の音源を内蔵し、非常に高価ではありますが、プロユースなモデルとなっています。
香港の楽器メーカーで電子ドラムだけでなく、キーボード、電子ピアノなど電子楽器を開発しています。日本の代理店はキョーリツコーポレーション。このメーカーも安価な楽器が多く、海外メーカーの中では比較的有名です。
オススメ度 | ★★☆☆☆ |
国内代理店もありますので海外メーカーの中では比較的購入しやすく、MEDELIのエントリーモデルである「DD401J-DIY KIT」は初心者の方に人気のあるモデルです。
最も長い歴史を持つ世界4大シンバルメーカーの1つ「Zildjian」は1623年創業、1929年にアメリカで会社が設立されました。シンバルがメインですが、その他にもドラムスティックなどを販売していますが、2024年にメーカー初となる電子ドラム「ALCHEM-E」の開発を行っています。
オススメ度 | ★★★☆☆ |
フラッグシップモデルである「ALCHEM-E GOLD EX」はメイプルシェルを使用したドラム類と静音性とリアルな打感を兼ね備えたE-FAMILYシンバルを採用したハイブリッドドラムです。非常に高価格なモデルですが、ハイエンドな電子ドラムを探している方にはおすすめです。
メーカーのオフィシャルサイトが存在しない為、詳細が不明なメーカーです。
Amazon等のオンラインショップで販売されていますが、安さだけを見て購入しないように注意して下さい。
電子ドラム以外にも電子ピアノや管楽器等がリリースされています。日本の会社から発送されていますので、おそらく日本の会社かと思われます。
オススメ度 | ★☆☆☆☆ |
シンバル、防音マットのオプションがありますが、電子ドラムは1種類のみです。情報が少ないのでこだわりがなければ他のメーカーから選ぶことをオススメします。
電子ドラムメーカーは多くありますが、オススメするメーカーは限られます。
冒頭でも書きましたが、悩んだり迷ったりした際は必ず国内メーカーの電子ドラムを選んで下さい。
安い楽器ではありませんので、しっかりスペック等の情報を確認してから購入することをオススメします。
電子ドラムの売れ筋を…
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