ドラムセットは高音から低音まで幅広い音域を持つ楽器で構成されています。ドラムの音を綺麗に録音するためにはそれぞれの楽器に適合したマイクを使用する必要がありますが、数多くの製品から選ぶのは初心者でなくても迷う時があるでしょう。この記事ではドラムセットを構成する楽器ごとにおすすめのマイクを紹介していきます。
目次
1:楽器ごとに適したマイクが違う理由は? 2:マイクの基礎知識を知っておこう! ├ マイクにはどんな種類がある? └ 初心者にも分かりやすいスペック用語解説! 3:楽器ごとにおすすめなマイクを紹介! ├ バスドラムにおすすめなマイク ├ スネアドラムにおすすめなマイク ├ タムタム、フロアタムにおすすめなマイク ├ ハイハット、ライドシンバルにおすすめなマイク └ オーバーヘッド、エアーにおすすめなマイク
シンバルを含むドラムセットは様々な周波数特性を持つ楽器の集合体です。シンバルのように高音域が強いものからバスドラムのような低音域が強いものまであり、更にそれぞれの楽器が複雑な倍音(ベースとなる音以外に鳴っている異なる音域、音階を持つ音)を持っています。マイクに関しても同様で、得意とする音域、苦手とする音域があるため、楽器の持つ周波数特性とマッチしたものを選ばないと良い音で録ることができません。ドラムセットを構成する楽器はどのような周波数特性を持っているかは下の表にまとめましたので、参考にしてください。
楽器 | 音域 | 周波数 |
バスドラム | 低音域 | 50〜100Hz | スネアドラム | 中音域 | 200〜400Hz | タムタム | 中音域 | 100〜200Hz | フロアタム | 低音域 | 60〜110HZ | シンバル | 高音域 | 2〜18kHZ |
厳密に言えばチューニングによっても異なりますし、こちらの表はあくまで大まかに分類しています。例えばバスドラムは低音に特化したイメージですが、アタック音には高音域、シェル鳴りには中音域が混ざっており、良い音を録るにはこの複雑な周波数帯に特化したマイクが必要になります。つまり、ドラムセットを構成する楽器は複雑な周波数特性を持っているため、それぞれにマッチしたマイクが必要になるということですね。
周波数に関して細かく書くとこの記事では足りなくなってしまうため割愛しますが、一言で言うと「音の高さを決める」空気の振動数であり、音程を決める要素です。振動数が多い=周波数が高い=音が高いというわけです。単位はHz(ヘルツ)やkHz(キロヘルツ)を用います。(1,000Hz=1KHz)それでは一般的に高・中・低音域はそれぞれどのくらいの周波数の高さなのかを見てみましょう。
音域 | 周波数帯 |
高音域 | 4kHz〜20kHz |
中音域 | 800Hz〜2kHz |
低音域 | 20Hz〜600Hz |
上記の表はあくまで一般的な基準に過ぎず、明確な決まりがあるわけではありません。そのため、楽器の音を表現する場合にはやや基準が異なる場合が多くありますので、1つの基準として知っておく程度で良いでしょう。
マイクを選ぶ際には専門的な用語が多く、初心者にはハードルが高く感じるかもしれません。まずは基礎知識を知っておきましょう。
マイクには様々な種類があり、最もオーソドックスな手で持つ「ハンドヘルドマイク」、録音時に使用する「レコーディングマイク」、頭に装着する「ヘッドセットマイク」、衣服にクリップする「ラベリア(ピン)マイク」、TV収録などで使われる「ガンマイク」などがあります。ドラムセットのレコーディングでは主に「ハンドヘルドマイク」「レコーディングマイク」の2種類を使用します。
マイクの形式(音を電気信号に変える方法の違い)はいくつかありますが、楽器用のマイクは主に「ダイナミックタイプ」「コンデンサータイプ」の2つに分類されます。レコーディング時には両タイプのマイクを使い分けることになりますので、それぞれの違いや特徴を知っておきましょう。
ダイナミック | コンデンサー |
電源不要 | ファンタム電源 |
頑丈 | 繊細 |
湿気に強い | 湿気に弱い |
感度低い | 感度高い |
ファンタム電源とは、ミキサーやインターフェイスなどに備わっている電源をケーブル経由で供給するものです。「+48V」と書いてあることがほとんどです。頑丈でライブ向きなダイナミック、収音性の高いレコーディング向けなコンデンサーと言われることが多いですが、ドラムセットの場合は両タイプとも必要になることを覚えておいてください。
マイクのスペック欄には「指向性」や「周波数特性」など難しい単語が並び、特に初心者の方がマイクを選ぶ際にぶつかる大きな壁となっていることが多いです。ここでは最低限知っておけば、マイクを選ぶ際に役立つ項目を解説します。
「形式、型式」は上記でも説明したダイナミックかコンデンサーかの違いです。
「指向性」はマイクが拾う音の方向や範囲を指し、以下の3つの違いがあります。各楽器によって適している指向性が違うため、間違えないようにしてください。
そのマイクがどこからどこまでの周波数を拾えるか、低音域から高音域までの周波数帯を「〇〇Hz〜〇〇kHz」のようにHzで表します。低音重視なら低いHz、高音重視なら高いHzの周波数特性を持つマイクを選ぶと良いでしょう。
電気抵抗の値をインピーダンスと呼び、抵抗値が高いとノイズが少なくなりますが、その分音量が下がり、抵抗値が低いと音量が大きくなる分、ノイズも多くなります。この項目を見てマイクを選べる方はかなり上級者になりますので、基本的にはそこまで気にしなくて大丈夫です。
1kHzの音圧を加えた時に生じる電圧を指し、dbで表します。感度が高くなれば音量は大きく、低くなれば音量は少なくなります。インピーダンスとのバランスによってマイクの音圧やノイズ特性が決定する部分ですが、こちらもそこまで気にする必要は無いでしょう。
<h4最大入力音圧(SPL)
そのマイクが対応できる最大の音圧レベルを指します。SPLはSound Pressure Level(サウンド・プレッシャー・レベル)の略。値が大きいほど大音量に耐えられるマイクということになります。
マイクと他機器をケーブルで接続する部分であり、いくつかの種類があります。マイクと接続する部分は基本的にXLR端子が用いられていますが、インターフェイスやミキサー等に繋ぐ端子はXLR端子だけでなく、フォン(ミニ含む)端子、USB端子などもあります。
それではドラムセットに使用するのにおすすめなマイクを楽器ごとにバスドラム、スネアドラム、タムタム、フロアタム、ハイハット、ライドシンバル、オーバーヘッド、エアーの5つに分けて紹介していきます。
オーバーヘッドマイクはドラムセットの1〜2m上、シンバルよりも高い位置に左右1本ずつセットし、主にクラッシュシンバルやエフェクト系シンバルの音をメインに、ドラムセット全体の音を収音する役割を持ち、トップマイクと呼ばれることもあります。ほとんどの場合ロー(低音)〜ローミッドをカットし、コンプ等をかけることで全体のサウンドを引き締め、まとめることができます。エアーマイクはアンビエントマイクやルームマイクとも呼ばれることがあり、部屋全体の音や響きを収音する役割を持ちます。インターフェイス等のチャンネルやマイクの本数に余裕がある場合は、このマイキングをすることによって部屋鳴りや臨場感、空気感を加えることができ、ドラムセットのサウンドが更に立体的かつダイナミックに感じられるようになります。使う本数やセットする位置などは録音環境によってケースバイケースで異なりますが、ドラムセット全体の音をバランスよく収音できる位置にセットするのがおすすめです。
ドラムセットの中でも、特に専用のマイクが必要になるのがバスドラムです。バスドラムの内部にセットしてアタック音を録るマイクとフロントヘッドのサウンドホール付近にセットしてシェル鳴り(倍音、サスティーン)を録るマイクで2本使用することもあります。1本のみ使用する場合はバスドラム内部にセットすることがほとんどです。
世界中で最も有名なバスドラム用マイクの1つである通称「ビッグエッグ」がモデルチェンジした「AKG / D112 MK II」は、20Hz~17kHzという幅広い周波数特性により、アタック音からシェル鳴りまで余すとこなく収音可能なバスドラム用マイクです。この1本だけでも十分クオリティの高いレコーディングが可能ですが、他のバスドラムマイクと組み合わせることで、より輪郭のハッキリしたサウンドを作ることができます。
タイプ | ダイナミック |
指向性 | カーディオイド |
周波数特性 | 20Hz~17kHz |
AKG / D112 MK IIを…
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「オーディオテクニカ / ATM25」もバスドラム用のレコーディングマイクとして有名であり、周辺ノイズにも強いハイパーカーディオイド特性を持ちます。その指向性からセッティング位置によってアタック音の収音性が大きく変わるため、アタックを強調したいならビーターの接地面に対してまっすぐに立て、アタックを減らしたいならビーターの接地面から外れるようにするのがセッティングのコツです。
タイプ | ダイナミック |
指向性 | ハイパーカーディオイド |
周波数特性 | 30Hz~15kHz |
オーディオテクニカ / ATM25を…
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タイトでアタッキーなバスドラムサウンドを求めている方には「AUDIX / D6」がおすすめです。低音域と高音域が強く、中音域が弱いため、アタック音が強調されたサウンドになります。レコーディング初心者で録音後の編集や調整に慣れていない方は、編集せずにそのままの音でも十分使用できるのも良いポイントです。他のマイクでシェル鳴りを録り、中音域をプラスすることでバランスの良いサウンドに仕上げることも可能です。
タイプ | ダイナミック |
指向性 | カーディオイド |
周波数特性 | 30Hz〜15kHz |
AUDIX / D6を…
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「クジラ」の愛称も有名な「SENNHEISER / MD421」は昔から多くのドラマーに愛用されており、モデルチェンジされましたが、いまだ現役でライブやレコーディングの現場で使用されています。バスドラム内側、外側、どこにセットしても高いクオリティで収音でき、汎用性の高いサウンドはオールジャンルで使用できるマルチさが魅力のマイクです。スネアやタムでも使用できる点もポイント。
タイプ | ダイナミック |
指向性 | カーディオイド |
周波数特性 | 30Hz〜17kHz |
SENNHEISER / MD421-IIを…
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反射板にユニットを埋め込み、周辺ノイズを遮断する設計のバウンダリーマイクであり、ハーフカーディオイドというバスドラム向けに開発された特殊な指向性を持ちます。20Hz~20kHzというかなり幅広い周波数特性も持っており、セッティングもバスドラム内部にマイク自体を置くだけというシンプルさからも、初心者から上級者まで誰にでもおすすめなマイクです。
タイプ | コンデンサー |
指向性 | ハーフカーディオイド |
周波数特性 | 20Hz~20kHz |
SHURE / BETA91Aを…
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スネアドラムには中音域をクリアに収音できるマイクがおすすめです。ドラムセットの中で唯一スナッピーが張ってあるため、他のドラム類とはやや異なるマイクが適しており、トップとボトムにマイクを1本ずつセットし、レコーディングする場合もあります。
「AUDIX / i5」はスネアドラム用マイクの定番の1つです。周波数帯は幅広いですが、特にスネアドラムの美味しい部分である中域をしっかり収音してくれます。価格も抑えられており、コストパフォーマンスの高さは抜群のマイクと言えるでしょう。より強めなアタックを求める方は他のマイクと組み合わせると良いでしょう。
タイプ | ダイナミック |
指向性 | カーディオイド |
周波数特性 | 50Hz〜16kHz |
AUDIX / i5を…
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スネアドラムのフープにクリップして使用できる「SENNHEISER / e 904」はセッティング面から見ても便利なマイクです。幅広い周波数帯をバランスよく録れるため、オールジャンルで活躍できるマイクと言えるでしょう。初心者におすすめな1本です。
タイプ | ダイナミック |
指向性 | カーディオイド |
周波数特性 | 40Hz〜18kHz |
SENNHEISER / e 904を…
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他楽器のレコーディングでも多用されている、ド定番中のド定番マイクが通称「ゴーナナ」と呼ばれている「SHURE / SM57-LCE」です。中〜高音域が強い特性をもっているため、クリアで抜けの良いサウンドが特徴ですが、ボトムをしっかり聴かせたいなら他マイクと組み合わせましょう。ダイナミックですが、そこまで耐久性が高く無いため、レコーディング中に叩かないように気をつけてください。
タイプ | ダイナミック |
指向性 | カーディオイド |
周波数特性 | 40Hz〜15kHz |
SM57-LCEを…
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タムタムやフロアタムはスネアドラムとバスドラムの中間の音域を持っていますが、スネアドラム等と同じマイクを使用することもあります。基本的にはタムが複数ある場合、それぞれに同じマイクをセットします。自身のセッティングやプレイスタイル等も考慮し、選んでいきましょう。
バスドラム用マイクとしても紹介した「SENNHEISER / MD421-II」はタムタムにもおすすめです。ややサイズが大きめなため、セッティングには少しコツや慣れが必要ですが、録音された音には何の不満も持たないでしょう。ロックよりな迫力のあるドラムサウンドが欲しい方におすすめです。
タイプ | ダイナミック |
指向性 | カーディオイド |
周波数特性 | 30Hz〜17kHz |
SENNHEISER / MD421-IIを…
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こちらはスネアドラム用として紹介した「SENNHEISER / e 904」ですが、クリップはタムやフロタムにも最適です。収音できる周波数特性のバランスの良さから、オールジャンルで使用できるマイクと言って良いでしょう。
タイプ | ダイナミック |
指向性 | カーディオイド |
周波数特性 | 40Hz〜18kHz |
SENNHEISER / e 904を…
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「SHURE / BETA56A」はクリップはついていませんが、小型なサイズで角度調整が容易なため、セッティングに幅を取らず、しっかりとタムの音を収音してくれます。周波数特性は「SENNHEISER / e 904」にも似ており、やや低域が苦手なため、オールジャンルに適応できると言えますが、どちらかと言えばポップス等のスッキリしたサウンドを求める方におすすめです。
タイプ | ダイナミック |
指向性 | スーパーカーディオイド |
周波数特性 | 50Hz〜16kHz |
SHURE / BETA56Aを…
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ハイハットとライドシンバルはインターフェイスやミキサーのチャンネルに余裕があれば個別にマイクを立てることをおすすめします。オーバーヘッドやエアーマイクで録ってもOKですが、個別で録音しておいた方が編集、ミックスの際に非常に役立ちます。粒立ちの良いビートをハッキリ聴かせたい方は録音必須です。「SHURE / SM57-LCE」等のダイナミックマイクでもよいですが、コンデンサーマイクだとよりクリアなサウンドを録ることができます。
通称「シゴイチ」と呼ばれる「AKG / C451B」はハイハットの録音に最も使用されるマイクの1つです。コンパクトでセッティングしやすく、マイク本体に付いているPAD、HPFスイッチによって特性を変更できるため汎用性が高く、クリアなサウンドで収音してくれます。高額に感じますが、コンデンサーマイクの中では比較的手頃な部類にはなりますので、検討してみてはいかがでしょうか。
タイプ | コンデンサー |
指向性 | カーディオイド |
周波数特性 | 20Hz〜20kHz |
AKG / C451Bを…
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名機と呼ばれる「KM84」の後継機として人気を博している「Neumann / KM184」は高性能コンデンサーマイクです。価格帯としては高めですが、ノイズの少ないクリアなサウンドや十分な音圧、耐久性も高い点を考えればコストパフォーマンスは高いとさえ思えます。プロユースなマイクですが、こだわりたい方にはおすすめな1本です。
タイプ | コンデンサー |
指向性 | カーディオイド |
周波数特性 | 20Hz〜20kHz |
NEUMANN / KM184を…
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「SHURE / SM81-LC」は70年代後半から世界中で愛用されてきた小型のコンデンサーマイクです。フラットに収音できる周波数特性とノイズの少ないハウリング耐性によって非常に使いやすく、ナチュラルなサウンドを求めている方におすすめです。良くも悪くもフラットさが特徴なため、編集、ミックスによって更に可能性が広がるマイクです。
タイプ | コンデンサー |
指向性 | カーディオイド |
周波数特性 | 20Hz〜20kHz |
SHURE / SM81-LCを…
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オーバーヘッド、エアー用のマイクも収音性の高さやクリアさが求められるため、コンデンサーがおすすめになります。全体的なドラムサウンドを決定づける重要な役割をもっているため、できるだけこだわった方がよい部分です。
コンデンサーマイクの名機「C12」の後継機種として人気を博しているのが「AKG / C414 XLII」です。無指向性からハイパーカーディオイドまで9段階の指向性変更が可能であり、1本だけでも複数のマイクでレコーディングしたかのような音のクリアさが特徴的です。明るく抜けのよいサウンドが欲しい方におすすめですが、どんなジャンルでも対応できる汎用性の高さも魅力です。
タイプ | コンデンサー |
指向性 | 9段階変更可能 |
周波数特性 | 20Hz〜20kHz |
AKG / C414 XLIIを…
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コストパフォーマンスの良さを求めるなら「オーディオテクニカ / AT-4040」がおすすめです。通称「ヨレヨレ」とも呼ばれており、レコーディングマイクの定番の1つです。サウンド特性はナチュラルであり、この価格帯ながら十分なクオリティで録音することが可能です。オーバーヘッド、エアー以外にもシンバル類に使用したり、他楽器でも頻繁に使用されるため、持っていればバンドのレコーディング時にも活躍するためおすすめです。
タイプ | コンデンサー |
指向性 | カーディオイド |
周波数特性 | 20Hz〜20kHz |
オーディオテクニカ / AT-4040を…
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「Neumann / U87Ai」は高級、高性能コンデンサーマイクの1つです。ここまで紹介したマイクと一線を画す価格ですが、その分収音性能や録音される音のクオリティも高く、プロの現場では良く使用されています。無指向性、単一指向性、双指向性の3つを切り替えることができ、最大音圧127dbまで処理することが可能なまさに万能なマイクです。中々手が出ないかもしれませんが、もし体験できる機会があれば絶対に逃さない方が良いため、知っておいた方が良いマイクとして紹介しておきます。
タイプ | コンデンサー |
指向性 | 3種類切り替え |
周波数特性 | 20Hz〜20kHz |
Neumann / U87Aiを…
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こちらもコストパフォーマンスの高いコンデンサーマイクとして世界的にも有名な「SHURE / KSM137」です。コンデンサーながら耐久性のの高さとナチュラルでクリアなサウンドが特徴であり、ローカットフィルタ、パッド切り替えも搭載し、この価格では十分過ぎるほどのクオリティで録音が可能です。もちろんシンバル類にも適しているため、持っておいて損は無いでしょう。
タイプ | コンデンサー |
指向性 | カーディオイド |
周波数特性 | 20Hz〜20kHz |
SHURE / KSM137を…
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AKGやSHUREなど大手マイクメーカーからはドラム専用のマイクセットがリリースされています。セット内容により本数は異なりますが、レコーディング初心者の方でも買いやすいパッケージになっています。肝心の中身ですが、基本的にコストパフォーマンスは優れており、セルフレコーディングであれば、十分に満足できる音で録音が可能と言えるでしょう。ただ、1つ1つのマイクはどうしてもこの記事で紹介したマイクとは収音性能が異なりますので、マイクセットを選ぶ際にも後々買い替えるのかどうかという点も考慮しておくことをおすすめします。例えばドラムセット用のマイクはセットで購入し、オーバーヘッドやエアーマイクとして使用するコンデンサーマイクはこだわって個別で購入するのも良い選び方だと思います。
自分にマッチしたレコーディングマイクは見つかりましたか?この記事で紹介したマイクは数あるマイクの中のほんの一部です。スタジオによってはドラム用マイクをレンタルできる場合もありますので、色々なマイクでレコーディングをしてみながら、検討していくのもおすすめです。
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