《2025年1月》ドラム関連ニュースまとめ《新製品紹介》

[記事公開日]2025/2/10 [最終更新日]2025/2/17
[ライター]林慶一郎 [編集者]神崎聡

この記事では2025年1月に発表、発売(または国内での取り扱いが開始)された新製品やドラム関連のニュースなどをまとめて紹介していきます。


  1. 新製品情報
  2. ドラム関連ニュース

新製品情報

電子ドラム関連

Roland / Drumlink WT-10, DH-10

「Roland」はNAMM2025で次世代のプロユースなワイヤレス・トリガー「WT-10」とドラムリンク・ハブ「DH-10」を発表しました。ドラムパッド、シンバルパッド、RT-30、V71、TD-50X、TD-27、SPD-SXシリーズと組み合わせて使用可能であり、シームレスなセッティングを実現します。現時点では未発売のため続報が出次第、再度掲載予定です。

DW / DWeにリミテッドカラーを含む新色が登場


左からレーザー・ブルー・メタリック・ラッカー、ダイアモンド・ネビュラ・フィニッシュ・プライ、サントス・ローズウッド・エキゾチック

「DW / DWe」に新しいカラーラインナップが追加されました。レギュラーモデルに新たに追加されたのはレーザー・ブルー・メタリック・ラッカー、ダイアモンド・ネビュラ・フィニッシュ・プライの2色、リミテッド・モデルとしてサントス・ローズウッド・エキゾチックが発表されています。

ドラムセット

SONOR / 150th Anniversary Signature, SONORLITE


左から150th Anniversary Signature, 150th anniversary SONORLITE

「SONOR」からは創立150周年を記念したアニバーサリー・ドラムセット「150th Anniversary Signature」と「150th Anniversary Signature SONORLITE」が発表されました。1980年に発表されたオリジナルのSignatureシリーズとSignatureシリーズから派生し、1983年に発表されたSONORLITEを素材から塗装まで忠実に再現して作られています。

TAMA / Starclassic Walnut/Birch with Bosse Fonce Outer Ply & Black Nickel Shell Hardware -Limited Product-

世界中から人気を集めているドラムセット「TAMA / Starclassic Walnut/Birch」シリーズに2025年のリミテッド・モデル「WBS52RZBBS-VBF」が登場しました。22″ x 16″のバスドラム、10″ x 7″、12″ x 8″のタムタム、14″ x 12″、16″ x 14″のフロアタムとタムアタッチメントMC69x2をパッケージした5点セットとなっており、シェルのアウタープライにダイナミックな杢目のボッセ・フォンス材を、パーツ類はブラックニッケルを採用したゴージャスな仕様のドラムセットです。

DrumCraft / Series 3 Junior Kit


左からブラック、ナチュラル、ターコイズ・スパークル

「DrumCraft」は「Series 3」シリーズのラインナップに小口径の「Junior Kit」を追加しました。45°ベアリングエッジの7プライのポプラシェルを採用し、20″ x 16″のバスドラム、10″ x 7″、12″ x 8″のタムタム、14″ x 12″のフロアタム、14″ x 5″のスネアドラムとキックペダル、スネアドラムスタンド、ハイハットスタンド、シンバルブームスタンドがパッケージされています。

スネアドラム

SONOR / 150th Anniversary 14”x08” Signature Cast Bronze Snare

「SONOR / 150th Anniversary 14”x08” Signature Cast Bronze Snare」は創立150周年を記念して作られたアニバーサリー・モデルのスネアドラムです。1987年に発表されたオリジナルの「HLD 590」と同様のシェル構造で作れられており、更に現代の最先端ハードウェア・パーツと組み合わせることによって唯一無二のサウンドとルックスを実現しています。

DW / MFG True-Cast Snare Drum, 7×14″

「DW / MFG True-Cast Snare Drum, 7×14″」はDWアーティストであり、コレクターでもある「デイヴ・エリッチ」氏とのコラボレーションによって生まれた砂型鋳造、削り出しで作られたベル・ブロンズ・シェルとパーツを採用した14″ x 7″のリミテッドモデルです。100台限定生産のため、気になる方は早めにチェックしておいた方が良いでしょう。

DW / Sheila E. DW ICON Snare Drum

「DW / Collectors ICON」シリーズに女性ドラマーの筆頭候補の1人である「シーラ・E」氏のスネアドラム「Sheila E. DW ICON Snare Drum」が追加されました。12プライの北米産ハードロック・メイプル・シェルには厳選されたバーズアイ・メイプルがラミネートされており、13″ x 5.5″と小回りの効くサイズとなっています。

Slingerland / Radio King Limited Snare


左からSLFP0714SMK069-LTD, SLFP0514SMK069-LTD

伝説のドラムブランド「Slingerland」が復活します。Slingerlandは1912年に設立され、様々な企業に買収された後、2008年にドラムの生産を終了していましたが、2025年、名機ラジオキングを忠実に再現したリミテッドモデル「Radio King Limited Snare」を発表しました。14″ x 7″の深胴サイズと14″ x 5″のスタンダードサイズの2種類がラインナップされており、それぞれ50台限定の生産となっています。

TAMA / SP1465

「TAMA」はセッションドラマーとして活躍する「サイモン・フィリップス」氏のシグネイチャーモデル「SP1465」を発表しました。暖かみと深みを感じさせる8プライ(6mm)のアフリカン・マホガニーシェルにエッジ部分を少し削った2.3mm厚のCustomized Brass Mighty Hoopを搭載し、タイトなアタックと広がりのあるサウンドが特徴です。

TAMA / S.L.P. Mod Bubinga 12″x7″

「TAMA / S.L.P. Mod Bubinga 12″x7″(LBU127)」は9プライ(6mm)のブビンガ材とコントロールしやすい内曲げフープSound Arc Hoopを採用することで、タイトでエッジの効いたアタックと小口径を感じさせないファットな鳴りを実現したスネアドラムです。メインスネアとしてもサブスネアとしても幅広く活躍できる1台となっています。

TAMA / S.L.P. MOD BUBINGA LIMITED SNARE DRUM – CLAY AESCHLIMAN MODEL

上記で紹介した「S.L.P. Mod Bubinga 12″x7″」の発売を記念して「Polyphia」のドラマー「クレイ・アーシュリマン」氏とのコラボレーションモデル「S.L.P. MOD BUBINGA LIMITED SNARE DRUM – CLAY AESCHLIMAN MODEL(LBU127C-GPP)」を発表しました。基本スペックは通常モデルと同様ですが、ラッカー・フィニッシュされたギャラクティック・パープルカラーとリングミュートを内蔵した2プライのドラムヘッド「EVANS / Genera HD Dry」を採用しています。

TAMA / S.L.P. MOD BUBINGA LIMITED SNARE DRUM – PHILO TSOUNGUI MODEL

「TAMA / S.L.P. MOD BUBINGA LIMITED SNARE DRUM – PHILO TSOUNGUI MODEL(LBU127P-ETQ)」も「The Mars Volta」のドラマー「フィロ・ツォングイ」氏との発売記念コラボレーションモデルとなっており、エレクトロ・ターコイズのラッカーフィニッシュ、「EVANS / Genera HD Dry」ドラムヘッドを装着しています。

SAKAE OSAKA HERITAGE / JAPAN CUSTOM STEEL


左からSDM1455STJ, SDM1465STJ

「SAKAE OSAKA HERITAGE」の「JAPAN CUSTOM」シリーズに「STEEL」スネアドラムが登場しました。1mm厚のスチールシェルはパウダーコーティングで仕上げられており、フープはオリジナルのRighty Halo「RH1410H」を装着。無駄のないすっきりした倍音とサスティーン、パワフルで抜けるアタックを持ち合わせています。

SAKAE OSAKA HERITAGE / JAPAN CUSTOM BRASS


左からSDM1455BRJ, SDM1465BRJ, SDM1365BRJ

ブラスシェルである「SAKAE OSAKA HERITAGE / JAPAN CUSTOM BRASS」も同時に発表されています。ブラック・ニッケルで仕上げられた1mmのブラスシェルとRighty Halo「RH1410H」によって明るく豊富な倍音とサスティーン、マイルドさがありつつも抜けるサウンドとなっています。

シンバル

MEINL / 2025年の新製品を発表

MEINL Cymbalsに新しいラインナップが追加されました。
詳しくはこちらの記事をご確認ください
https://drum-hakase.com/8695/

キックペダル

TAMA / MIRROR ROD TMR1000

「TAMA / MIRROR ROD TMR1000」は左側ペダルの動きをスムーズに伝達するツインペダル用のコネクティングロッドです。ジョイント部には回転軸の中心に限りなく近付けたボールベアリングを採用し、ガタつきを極小に抑え、少ない力でロッドを回転させることが可能。ロッド自体もアルミで作られているため軽量かつ剛性が高く、独自の構造によって少ないネジでの強固な固定を実現、セッティングの時間も削減することができます。

パーカッション

MEINL / 2025年の新製品を発表

MEINL Percussionに新しいラインナップが追加されました。
詳しくはこちらの記事をご確認ください
https://drum-hakase.com/8695/

ドラムスティック

MEINL / 2025年の新製品を発表

MEINL Stick&Brushに新しいラインナップが追加されました。
詳しくはこちらの記事をご確認ください
https://drum-hakase.com/8695/

LERNI / 大喜多 崇規シグネチャースティック

「LERNI」からは「大喜多 崇規」氏のシグネチャースティック「H-139ON」がリリースされました。アメリカン・ヒッコリー製、長さ40.5cm x 太さ13.9mmの7Aサイズ、テーパーはやや長め、バレル型のチップを採用し、スティックコントロールのしやすいドラムスティックです。

PROMARK / TXDCMM1W-FG

「PROMARK / TXDCMM1W-FG」はマーチングドラマーである「マイク・マッキントッシュ」氏のシグネイチャーモデルであり、すでに発売されている「TXDCMM1W」をより軽量化し、ファイアグレーン加工が施されています。長さ40.6cm x 太さ18mm、テーパーは長めでラウンド型のチップを採用したマーチング用ドラムスティックです。

ROHEMA / ねぎシグネチャースティック

「ROHEMA」は「Novelbright」のドラマー「ねぎ」氏のシグネイチャードラムスティック「202630」をリリースしました。定番モデルの「5A EVOLUTION」をベースに改良されており、長さ41.7cm x 太さ14.7mmでやや長め、太めの5Aサイズ、テーパーは標準、ラウンド型のチップを採用し、エンド部分を少し削ることでスティック自体の重心バランスを整えています。

アクセサリー

MEINL / 2025年の新製品を発表

MEINLのアクセサリーに新しいラインナップが追加されました。
詳しくはこちらの記事をご確認ください
https://drum-hakase.com/8695/

TAMA / 4″ Practice Pad – Traveler Pad TTP4


「TAMA / 4″ Practice Pad – Traveler Pad TTP4」は4″(=直径約10cm)サイズのコンパクトな持ち運びが容易なトレーニングパッドです。シリコン製で適度なリバウンド感があり、底面部は滑りにくい加工が施されているため、場所を問わずどこでも練習することができます。

TAMA / Vivid Collection Stick Bag TVSB12


TVSB12BW, TVSB12YB, TVSB12PV, TVSB12OY

「TAMA」はデザイン性にこだわったカラフルなドラムスティックバッグ「Vivid Collection Stick Bag TVSB12」を発表しました。ポリエステルで作られた肌触りの良いマットな質感で、6ペアのドラムスティックを収納可能、フロアタムフックや長さ調整可能なショルダーストラップを備えており、初心者にもおすすめなバッグとなっています。カラーはブルーxホワイト、イエローxブルー、ピンクxヴァイオレット、オレンジxイエローの4色をラインナップ。

EVANS / TCX Clear Head Tenor Pro Pack

「EVANS」のマーチング・テナードラム用ドラムヘッド「TCX Clear Head Tenor」に6″, 10″, 12″, 13″, 14″ の5サイズをパッケージした「Pro Pack(EMTP-TCX)」がラインナップに追加されました。

ドラム関連ニュース

Zildjian Talk & Grooves Vol.1【振替公演】

昨年8月、台風接近に伴い中止が発表された「Zildjian Talk & Grooves Vol.1」の振替公演が決定しました。日程は2025年3月22日(土)、会場は大阪府のヤマハ大阪ビル アルモニーとなっています。「川口 千里」氏と「影丸」氏が出演予定であり、非売品のZildjianアクリルキーホルダーなど来場者特典も豪華なため、Zildjianファンは是非チェックしておきましょう。

R.I.P

Wayne “Doobie” Fabra(ウェイン・ドゥービー・ファブラ)

アメリカのメタルバンド「GRAVEYARD RODEO」のオリジナルドラマーとして活躍した「Wayne “Doobie” Fabra(ウェイン・ドゥービー・ファブラ)」氏が1/15に逝去されました。享年58歳。
レギュラーグリップでパワフルなメタルドラミングをする特徴的なプレイが魅力のドラマーでした。

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