フィルという名前だがあまりフィルインを繰り出さない。AC/DCを極太のビートで支える唯一無二のドラマー。
彼のスタイルは純粋な8ビートでゴリ押しという実にシンプルなものです。
小細工を一切しないまさにイブシ銀なドラミング。
AC/DCというバンドがどストレートなロックの為というのもありますが彼の8ビートにより更にボトムがしっかりとした極太なサウンドを生み出したと言えます。
ここまでシンプルにフィルをほぼ使わずに認められたドラマーは他にいないと思います。
最大の武器が8ビートでありそれ以外は使わないという感じでしょうか。
ソロなどもしないドラマーでバンドでのみの映像しかありません。
筆者はAC/DCのライブを見たことがありますが彼のドラミングを聞くと自然と体がノッてきてしまいました。
まさに8ビートの鬼です。
Sonorのドラムセット、Paisteのシンバル、Evansのヘッド、Easton Aheadのスティックを愛用しています。
ワンタム、ツーフロア、ワンバス。
それに比べシンバルは多くインチの違うクラッシュを6枚ほどセッティング。
スローンはやや高めの位置。
ハットをかなりスネアに寄せてセットしています。
フィルはあまり使わないにも関わらずワンポイントのキメなどで使い分けるためにこのようなセッティングになっておりこだわりが垣間見えます。
シンプルですが一度彼のドラムを聞いてみれば全て分かると思います。
http://www.youtube.com/watch?v=zzz1vx25Qjw
フィルがいなかった時代ドラムだったクリス・スレイドとの比較動画。
AC/DC / Highway To Hell
AC/DC / Thunderstruck
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