ワンバス・シングルペダルドラマー特集《国内、海外総集編》[記事公開日]2023年10月25日
[最終更新日]2024年3月30日

近年ツーバス、特にツインペダルを使用して演奏するドラマーが増えていますが、ワンバス・シングルペダルにこだわり続けているドラマーも多く存在します。この記事ではワンバス・シングルペダルでのセッティングでプレイしているドラマーとそのバンドを紹介していきます。

ツーバスドラマー

目次

1:ワンバス・シングルペダルとは?ワンバスについて解説!シングルペダルペダルについて解説! 2:海外のワンバス・シングルペダルドラマー 3:国内のワンバス・シングルペダルドラマー

ワンバス・シングルペダルとは?

まずはじめにワンバス・シングルペダルについて簡単に解説していきます。

ワンバス

バスドラムを1つだけセッティングした状態を「ワンバス」もしくは「シングルベースドラム」と呼びます。(国内ではワンバス、海外ではシングルベースドラム(Single Bass Drum)と呼ぶのが一般的です。)ドラムセットが誕生した時から現在に至るまで最もポピュラーなセッティングであり、どのようなジャンルにおいてもスタンダードと言えます。キックペダルを使用して右足で演奏することがほとんどですが、レフティの場合は左足で演奏する場合も右足で演奏する場合もあります。

ハードロックやヘヴィメタルをプレイするにはツーバスが必須と思われがちですが、「ジョン・ボーナム」を筆頭に「ニコ・マクブレイン」「ミック・ハリス」「ピート・サンドヴァル」「雷電湯澤」「樋口宗孝」などワンバスでハードな演奏しているドラマーも多く存在します。また、年々使用者が増えているツインペダルはワンバスでもツーバスのように演奏できるハードウェアとして人気を博しています。

初心者必見!ドラムセット基礎講座《名称と役割》&価格帯別おすすめドラムセット

シングルペダル

足でバスドラムを演奏するために必要なキックペダルであり、左右どちらかの片足で演奏するために作られたのが「シングルペダル」です。シングルペダルが開発されたことによりドラムセットが誕生し、現在に至るまで最もポピュラーなキックペダルであり、どのようなジャンルにおいてもスタンダードと言えます。ツーバスセッティングの場合は、左右それぞれのバスドラムにシングルペダルを1台ずつセッティングすることで演奏が可能になります。「ワンバス=シングルペダル」という認識がスタンダードになっていますので、覚えておくと良いでしょう。

初心者必見!キックペダル基礎講座《種類と名称》

海外のワンバス・シングルペダルドラマー

ワンバスかつシングルペダルで演奏している海外のドラマーを紹介していきます。
※一時期ツインペダルを使用していたことのあるドラマーも含みます。

John Bonham(ジョン・ボーナム)

「Led Zeppelin」のドラマーであり、ワンバス・シングルペダルで演奏するハードロックドラマーの代名詞的な存在です。

《誰もが認める史上最高のドラマー》John Bonham(ジョン・ボーナム)

Dave Grohl(デイヴ・グロール)

「NIRVANA」のドラマーとして活躍し、現在は「Foo Fighters」のフロントマンとして世界的な人気を誇ります。

《パワフルドラムの継承者》Dave Grohl(デイヴ・グロール)

Gene Krupa(ジーン・クルーパ)

「ジョン・ボーナム」や「リンゴ・スター」をはじめ60年代以降の多くのロックドラマー達の憧れとなったジャズドラマーです。

Buddy Rich(バディ・リッチ)

「ジーン・クルーパ」と共に1930年代から始まったジャズムーブメントを支えたロールなどの連打を得意とするジャズドラマーです。

James Gadson(ジェイムズ・ギャドソン)

モータウンミュージックをはじめ、数多くのR&B、ソウルのレコーディングに参加し、ファンクグルーヴを生み出したレジェンドの1人。

Jeff Porcaro(ジェフ・ポーカロ)

若い頃からセッションドラマーとして活躍し、「TOTO」のドラマーとしての活動が有名。ファンク、フュージョンドラマーに大きな影響を与えました。

Nicko McBrain(ニコ・マクブレイン)

ワンバス・シングルペダルですが、ヒールトゥによるダブルアクションを多用し、ツーバスにも引けを取らないヘヴィメタルドラミングが特徴です。

Chad Smith(チャド・スミス)

「Red Hot Chili Peppers」のドラマーとして活躍。グルーヴィーでパワフルなドラミングは国内外問わず人気を博しています。

Brad Wilk(ブラッド・ウィルク)

ラップメタルの象徴とも言えるバンド「Rage Against The Machine」のドラマー。パワフルさとタイトさを併せ持っています。

Mick Harris(ミック・ハリス)

グラインドコアというジャンルを開拓した「Napalm Death」で活躍し、ブラストビートを生み出した
ドラマーと言われています。

Travis Barker(トラヴィス・バーカー)

「Blink-182」のドラマーであり、現代のドラムヒーローの1人。右足を骨折した際には左足で同様のプレイをした記録も残っています。

《唯一無二のパンクドラムヒーロー》Travis Barker(トラヴィス・バーカー)

Atom Willard(アトム・ウィラード)

「The Offspring」や「Angels And Airwaves」のドラマーとして活躍、比類なきパワフルなプレイが魅力的なドラマーです。

Taylor Hawkins(テイラー・ホーキンス)

パワフルかつ歌心のあるプレイでオーディエンスを魅了した「Foo Fighters」のドラマーです。ボーカリストとしての才能も持ち合わせています。

《ワイルド&エネルギッシュなドラミング》Taylor Hawkins(テイラー・ホーキンス)

Cindy Blackman(シンディ・ブラックマン)

パワフルでテクニカル、そしてグルーヴィなドラミングが特徴的な女性ドラマー。「Lenny Kravitz」等のトップミュージシャン達と共演しています。

Elvin Jones(エルヴィン・ジョーンズ)

「John Coltrane」等のジャズミュージシャンと活動し、複雑なリズムのドラムパターンを取り入れるテクニカルなジャズドラマーです。

Art Blakey(アート・ブレイキー)

巧みなブラシロールはナイアガラロールとも呼ばれ、ダイナミクスのレンジが広く、パッショナブルなドラミングが特徴的なジャズドラマー。

Bill Bruford(ビル・ブルフォード)

プログレッシブロックバンドの先駆けとなった「yes」のドラマーとして活躍、自身もプログレッシブドラマーの先駆者として現在でも高い人気を持っています。

Jojo Mayer(ジョジョ・メイヤー)

ドラムンベースなどのエレクトロニカやディレイなどのエフェクトを人力で再現し、一躍有名になったジャズ・フュージョンドラマーです。

Keith Carlock(キース・カーロック)

雑誌Modern Drummerが2009年に行った読者投票でベスト・ポップ、フュージョン、オールアラウンド・ドラマーに選ばれた経歴を持っています。

その他のワンバス・シングルペダルドラマー
※アルファベット順、所属バンドは過去に在籍していたものも含みます。

名前 所属バンド
Bernard Purdie
(バーナード・パーディ)
James Brown
Brady Blade
(ブレイディ・ブレイド)
Dave Matthews & Friends
Brian Blade
(ブライアン・ブレイド)
JAZZ
Chad Sexton
(チャド・セクストン)
311
Charlie Watts
(チャーリー・ワッツ)
The Roling Stones
David Garibaldi
(デイヴィッド・ガリバルディ)
Tower of Power
Don Henley
(ドン・ヘンリー)
Eagles
Ethan Torchio
(イーサン・トルキオ)
Maneskin
Jack DeJohnette
(ジャック・ディジョネット)
JAZZ
Jimmy Chamberlin
(ジミー・チェンバレン)
The Smashing Pumpkins
Joe Morello
(ジョー・モレロ)
JAZZ
Joey Kramer
(ジョーイ・クレイマー)
Aerosmith
Karen Carpenter
(カレン・カーペンター)
Carpenters
Kenny Clarke
(ケニー・クラーク)
JAZZ
Larnell Lewis
(ラーネル・ルイス)
Snarky Puppy
Longineu Parsons III
(ロンギニュー・パーソンズ)
Yellowcard
Manu Katché
(マヌ・カチェ)
Independent
Mark Guiliana
(マーク・ギリアナ)
Avishai Cohen
Matt Helders
(マット・ヘルダース)
Arctic Monkeys
Max Roach
(マックス・ローチ)
JAZZ
Max Weinberg
(マックス・ウェインバーグ)
Bruce Springsteen
Mick Fleetwood
(ミック・フリートウッド)
Fleetwood Mac
Mike Johnston
(マイク・ジョンストン)
Independent
Papa Jo Jones
(パパ・ジョー・ジョーンズ)
JAZZ
Pete Sandoval
(ピート・サンドヴァル)
Morbid Angel
Phil Rudd
(フィル・ラッド)
AC/DC
Philly Joe Jones
(フィリー・ジョー・ジョーンズ)
JAZZ
Questlove
(クエストラヴ)
The Roots
Ringo Starr
(リンゴ・スター)
The Beatles
Rob Turner
(ロブ・ターナー)
Go Go Penguin
Roni Kaspi
(ロニ・カスピ)
Independent
Roy Haynes
(ロイ・ヘインズ)
JAZZ
Sly Dunbar
(スライ・ダンバー)
Sly and Robbie
Steve Jordan
(スティーヴ・ジョーダン)
The Rolling Stones
Tony Williams
(トニー・ウィリアムス)
Miles Davis
Tré Cool
(トレ・クール)
Greenday

※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。